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◆貧血気味なんですが良い治療法や普段から気をつけることはありますか? 赤血球の中にはヘモグロビンという色素があります。このヘモグロビンの中心には鉄分の分子があり、酸素や一酸化炭素と自由にくっつき、 血液を介して体に酸素を運んだり、二酸化炭素をひっつけて肺に戻っていきます。二酸化炭素の運び屋なのです。貧血とは、血液中のヘモグロビン量が低下する状態です。 すると、体に酸素を運びににくくなりますから、疲れやすい、運動すると息切れがする、動悸、たちくらみといった症状が出てきます貧血のほとんどは鉄分の不足により起こる鉄欠乏性貧血です。 成人男子では1日10mg、女性では20mg、妊娠授乳中の方では30mgの鉄の摂取が必要ですが、非常時に備えた肝臓や脾臓にあまった鉄が蓄えられています。 約120日で赤血球は寿命を迎え脾臓などで壊されますが、赤血球の中の鉄は貯蔵されリサイクルされるのです。この貯蔵鉄がなくなると高度の貧血をおこします。 それではどうして鉄の不足が起こるのでしょうか。 偏食やダイエットなどによる鉄の摂取不足、胃の手術後や鉄の吸収が悪い、慢性の出血(痔、消化性潰瘍、婦人科での不正出血、 消化器癌などにより体外に失われている状態であれば原因疾患の治療が必要です。 レバー、ホウレン草、小松菜、わかさぎ、かつおフレークなどは鉄を多く含んでいますが、レバー100gでは鉄は約10mg強です。 最近は鉄を添加した食品も出回っていますし、なかなか食べれない人には、鉄剤の内服や、内服ができなかったり(時に嘔気などの副作用あり)鉄の吸収が悪い人では鉄剤の注射もあります。 また、鉄はビタミンCと一緒にとると吸収がよくなります。多くの方は鉄の摂取により貧血は改善しますが、貧血をおこす原因は他にもいろいろあります。 赤血球は骨髄の中で造られますが、この時「造血ビタミン」と呼ばれるビタミンB6、B12、葉酸が必要です。これらが不足しても赤血球はうまく造られません。 その他、赤血球の元になる細胞の障害により赤血球の生産が低下してしまう「再生不良性貧血」や赤血球が壊れやすいためにおこる「溶血性貧血」など血液の病気やその他の内科疾患、 知らない間に慢性的な出血をおこしている場合もありますので、一度は貧血の原因を内科で調べてもらってください。 もどる |