◆インフルエンザの予防接種について

 インフルエンザはふつうの「カゼ」と違って、突然に熱が出て、頭痛や筋肉の痛み、体の「だるさ」などの全身症状が極端に激しいウイルスによる病気です。

 これからのインフルエンザの流行を前にインフルエンザに罹らないで、これを予防するには、体力、抵抗力を落とさない、規則正しい生活を心がける必要があります。
特にバランスのとれた食事や十分な睡眠、ふだんより薄着の習慣、運動などでストレスの解消などが大切です。これらで体の抵抗力を高めておくことが大切です。
予防を行なっていても、インフルエンザが一度流行しますと、猛威を奮うことがあります。

 インフルエンザの予防接種は以前は、集団で学童が受けていましたが、流行したのはA3香港型、A1ソ連型にB型などのタイプがあって、それが交互に流行していたのです。
このどれかの型に合ったワクチンの接種であれば、予防効果が出ますが、型が合わないとワクチン接種の効果が得られないので、
近年、集団接種を受けた学童のワクチンの有効性を疑問視する向きがあり、一時集団接種が控えられた時期がありました。

 ところが高齢者の入所している特別養護老人ホームなどの施設での集団感染があり、お年寄りが心臓や肺などの病気を悪化させ死亡するケースが
新聞やテレビで報道されるようになって、再びワクチンの接種が注目を浴びるようになったのです。

 生命の予後からも、予防は学童より老人にとって重要で米国では老人ホームに入所中の居住者に毎年の接種を勧告しています。
最近再び日本でも老人ホームを中心にワクチンの接種が再び日本でも老人ホームを中心にワクチンの接種が行なわれる傾向です。
このワクチンは「インフルエンザHAワクチン」と言われ、平成12年4月22日中央薬事審議会は、このワクチンの生物学的製剤基準を変更して、
これまで二回としていた接種の回数を、13才以上の接種者については一回でよい旨を追加することを決めました。
特に高齢者におけるインフルエンザワクチンの予防接種効果の検討がされて、一回接種者と二回接種者の間に、接種後の抗体価に優位の差はなかったとされ、
そこで高齢者で一回接種で抗体価が上がらない人は、二回接種でも、あまり上がらないので「一回接種で十分!」とされました。

 以上の結果から、今年11月頃から一回の予防接種をうければよいと思われます。但し13才以下の子供さんには二回接種が望ましいと思われますので、
かかりつけの小児科の先生にお尋ねの上、接種されることをお勧めいたします。


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