頭痛(ずつう)の原因と予防、治療

代表的な片頭痛と緊張性頭痛とに分けて見ます。

片頭痛(偏頭痛)
 自律神経失調症などに見られる片頭痛は、頭蓋骨、特に髄膜などの血管が収縮し過ぎたため、起こるものと考えられています。
必ずしも完全に片側だけというわけでもありませんが、他の頭痛に比べると左右差の多いものです。
体質的・遺伝的な要素もあり、家族的に親子兄弟が同じ症状で悩んでいることもあります。若い人にも多く、女性に比較的よく見られます。
別名“血管(収縮)性頭痛”ともいわれます。

緊張性頭痛(筋収縮性頭痛)
 肩こりと一緒に首から後頭部にかけて不快な痛みがくることもあり、これを頭痛として感じます。このあたりの筋肉の緊張が強いためと考えられ、
緊張性頭痛と言われます。精神的な緊張、こんをつめて細かい仕事や読書にふけったとき、重い荷物を持ったあとなど、肩こりの原因と共通した理由によります。
若い人にも結構多く見られ、この場合にも自律神経失調症の状態や、体質的・遺伝的因子が関係している可能性もあります。


治療
 頭痛の原因となるはっきりした病気があれば、その病気を治すことが先決で、医師の診断・治療を受けなければなりません。
 問題は、片頭痛(血管性頭痛)や緊張性頭痛(筋収縮性頭痛)で、薬局から痛みどめの薬を買い、また医師に強くうったえて投薬を受ける傾向が強くなることです。
痛みどめもはじめはよく効いても、次第に習慣性が出て量を増やしたり、種類を替えないと効果がなくなります。
その結果、鎮痛薬の依存・中毒症状があらわれ、副作用として、血液や内臓・神経系などに新しい別の障害をつくります。
医師の指示で必要な薬(痛みどめだけでなく、自律神経薬や安定薬など)も投与されることがありますが、規定量以上には服用しない決心がいります。
 なんとか日常の生活様式を工夫したり、気分転換をはかったりして努力してください。その具体的な対策は主治医とよく相談してみることです。



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